1〜2月の農園・この様な体験をすることができます
一月はお正月気分も程ほどに、山の神々に手を合わせ、炭焼きや椎茸原木伐採の準備に
山にはいります。基本的に直径の太い木は椎茸用、以下は炭用になります。毎年のことですが
原木の伐採は2〜3箇所に分かれます。それは一度に大量の原木を採れる山が少ないからです。
 炭窯の前広場は材料でにぎやかになります。やはり一番気を揉むのが山での伐採です。
昔のように手鋸は使いませんが、チェンソーは重いし多少なり危険も伴ないます。
伐採を済ませたら、椎茸用は1メートルに炭用は75センチに切ります。これを「玉切り」といいます。他の枝木は、バイ木・柴の束として大事な材料です。これらは窯の中でほとんどが灰になるんですが火を原木に引導する役目です。これがメチャンコにめんどい作業で束ねるのに力も要りますし、柴の長さや束の太さを感覚的に手際よくやらないと時間がすごく要することになります。下手な束は狭い窯の入り口で手間取るし、窯の中で隙間だらけの詰め物になります。だから昔から、雇い人は柴造りの上手な人に来てもらったそうです。それは、形になって表れますのでその人の性格が分かる様ですが、今はもちろんその様に現役でされている方はおられません。