2月の農園は炭焼き
例年2月初旬から窯温めを開始。中政園の窯に一年ぶりに煙が出ます。「いやぁ、炭焼きの煙は癒されます、止々呂美の冬山はこの煙がたなびく風情と匂いがよく合うのです。」菊炭を焼くには上質のクヌギを選抜、その数600〜700本を7日後には挿入、着火をめざす
煙突から出る煙の観察をすること60余時間、「くどさし(煙道挿し:窯の燃焼を止める作業)」のタイミング・「くどさし」から窯冷ましを経て炭の窯出しに至る
上質の菊炭(池田炭)は長年の経験と勘により現在も細々と続けられていますが、このような数百年に亘る地域伝統の産業産物は日本文化と相増して、今後も引き継がれるべきものと思うのです。